妹背牛で昼食

Nowhereman

2010年04月20日 21:24

 タイトルを見て、「何て読むのだろう?」と思われる方は多いだろう。
 空知(そらち)管内の北にある町、妹背牛(もせうし)町。

 北空知は、今では新潟を凌ぐとまで評価される「米」の産地となっている。
 空知全体を「ボルドー」だと位置付けると、北空知はボルドーの中の「メドック」とでも評される。
 面白いことに、深川、雨竜、北竜、妹背牛、沼田と、それぞれの街が「メドック」の中でも「サンテステフ」「ポイヤック」「サンジュリアン」「マルゴー」などなどのアペラシオンに対比していると考えれば、そこにはそれぞれのテロワールを感じられる「米」が作られているということを、ワイン愛好者の方であれば、御理解いただけるだろう。

 さながら生産者は、それぞれの「シャトー」なのだ。

 その妹背牛(もせうし)町で、昼食。
 空知管内は25市町のうち24市町に温泉があり、妹背牛にも日帰り入浴することができる温泉がある。
 その温泉に併設して、「味処 米里(べいりー)」なる食事処がある。

 米の美味しい妹背牛で食事をと思ったのだが、時間が足りなく、かき込むように食べたのは「ちらし」。

 穴子やサーモン、いくらなどが乗っかっていた。
 温泉に隣接しているからだろうか、温泉卵なども付いていたのだが、写真を撮っている時間もなし。
 それにしても、先ほど名前を挙げた街にある食事処で提供される「ご飯」は、本当に美味しい。
 一度食べると、例えば「深川米じゃなければ、食べたくない!」という人まで札幌にはいらっしゃる。

 そういう意味からも、これからの季節、北空知にドライブに出かけたならば、深川、北竜や雨竜の「道の駅」はもちろん、地元で素朴な「ご飯」の味を楽しんでいただきたいと思う、今日この頃。
関連記事