2009年08月30日
とある総合病院にて
持病を数個抱えていることもあり、A科とB科を同時に受診してもらえるよう、転勤して歩くたびにその両方が受診できる「総合病院」を探すことに苦労している。
A科はあっても、なかなかB科がないという病院が多く、小樽市内では今通院している病院しかなかった。
約2か月に一度、朝8:00から2つの検査を順次受け、検査結果が出始める頃、まずB科、その後A科を受診することになる。
B科の診察が終了し、A科の診察が始まるまで、多少時間があるので、本を読んでいることも多いのだが、先日は「人間観察」を行ってみた。
病院に通っている年代の中で、自分は恐らく最も若い部類に入るものと思われる。
高齢の方が全体の70%を占めている。
車椅子で通院されている方も多く、なかなか車椅子から立ち上がることのできない女性がいたので、ちょっとお手伝いをさせていただいたり。
また、視力を失われている年輩の女性が、看護師さんに手をひかれて待合室のソファーに腰を下ろしていた。
看護師さんはとても丁寧に「ここがA科の待合室ですよ。右手に診察室の入口がありますから、何かありましたらそちらの方に声をかけてくださいね」と。
「ありがとう」と会釈をし、所在なげにソファーに佇む女性を見ていると、病院に来るまでも御自宅で大変なのだろうと想像する。
いつまでも、健康であって欲しいと、心の中でそっと祈る。 続きを読む
A科はあっても、なかなかB科がないという病院が多く、小樽市内では今通院している病院しかなかった。
約2か月に一度、朝8:00から2つの検査を順次受け、検査結果が出始める頃、まずB科、その後A科を受診することになる。
B科の診察が終了し、A科の診察が始まるまで、多少時間があるので、本を読んでいることも多いのだが、先日は「人間観察」を行ってみた。
病院に通っている年代の中で、自分は恐らく最も若い部類に入るものと思われる。
高齢の方が全体の70%を占めている。
車椅子で通院されている方も多く、なかなか車椅子から立ち上がることのできない女性がいたので、ちょっとお手伝いをさせていただいたり。
また、視力を失われている年輩の女性が、看護師さんに手をひかれて待合室のソファーに腰を下ろしていた。
看護師さんはとても丁寧に「ここがA科の待合室ですよ。右手に診察室の入口がありますから、何かありましたらそちらの方に声をかけてくださいね」と。
「ありがとう」と会釈をし、所在なげにソファーに佇む女性を見ていると、病院に来るまでも御自宅で大変なのだろうと想像する。
いつまでも、健康であって欲しいと、心の中でそっと祈る。 続きを読む
2009年08月26日
こだわり
自分は「あまりこだわりなどない人間だ」と言ったとしても、「嘘でしょ!」という声が聞こえそうなので、声高には叫ばない。
とは言っても、こだわるものも、もちろんあるのだ。
それは「ししゃも」。
ししゃもは「鵡川産」に限る!!
この商品は「炙りししゃも」として世に出回っているのだが、焼かずに食べれるのだ。
病み付きになる。
この焼かずに食べれる「ししゃも」は美味しいのだが、釧路産のししゃもやら、あちらこちらのししゃもを食べてみても、自分自身の中では「鵡川産」ししゃもの美味しさが、妙な「こだわり」になっているのだ・・・。 続きを読む
とは言っても、こだわるものも、もちろんあるのだ。
それは「ししゃも」。
ししゃもは「鵡川産」に限る!!
この商品は「炙りししゃも」として世に出回っているのだが、焼かずに食べれるのだ。
病み付きになる。
この焼かずに食べれる「ししゃも」は美味しいのだが、釧路産のししゃもやら、あちらこちらのししゃもを食べてみても、自分自身の中では「鵡川産」ししゃもの美味しさが、妙な「こだわり」になっているのだ・・・。 続きを読む
2009年08月24日
聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝
今年の7月11日から昨日まで、全国行脚の一環として、北海道立近代美術館にて「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」が開かれていた。
今年に入ってから、ゆっくりと休んでいるような時間もなく走り続けてきて、このイベントが開催されていることを知り、何とか足を運んでみたいと思っていたのだが、ようやく短い時間であったが立ち寄ることができた。
念願かなった。
「ポタラ宮」は、チベットにおけるダライ・ラマにまつわる様々な秘宝があるとは聞いていたが、世に「チベット密教」と聞いている限り、チベット仏教は小乗仏教だとすっかり思い違いをしていた。
ややしばらく仏教史の勉強から離れていたのだが、再度仏教の日本への伝播の経過も含めて、勉強し直してみたいと思うようになる、展示であった。
結構メタボ系の坐像なんかもあり、妙な親近感を得つつ、時間をつくって観に行くことができたことに感謝なのであった。 続きを読む
今年に入ってから、ゆっくりと休んでいるような時間もなく走り続けてきて、このイベントが開催されていることを知り、何とか足を運んでみたいと思っていたのだが、ようやく短い時間であったが立ち寄ることができた。
念願かなった。
「ポタラ宮」は、チベットにおけるダライ・ラマにまつわる様々な秘宝があるとは聞いていたが、世に「チベット密教」と聞いている限り、チベット仏教は小乗仏教だとすっかり思い違いをしていた。
ややしばらく仏教史の勉強から離れていたのだが、再度仏教の日本への伝播の経過も含めて、勉強し直してみたいと思うようになる、展示であった。
結構メタボ系の坐像なんかもあり、妙な親近感を得つつ、時間をつくって観に行くことができたことに感謝なのであった。 続きを読む
2009年08月17日
Noblesse Oblige ノーブレス・オブリージュ
昨日、「おたる遊幻夜会(ゆうげんやかい) Vol.1」が、盛況の中終演を迎えた。
〔写真は、各日の終演後に行われた抽選会での景品。北海道ワイン㈱さんや新潮社さんからの心温まる協賛によって成り立ってます。〕
記録を遡ってみると、最初の実行委員会が開催されたのは、今年の4月1日(水)。その前段で、水面下での調整作業などは進めていたものの、実に4か月強という短時間で、これほどまでのイベントを開催することができたその要因とは何だったのだろう。その日の実行委員会に集まったほとんどの皆さんは、「できっこない」と思っていたに違いない。正直、自分も「不安」がなかったと言えば嘘になる。
が、「成功」と言っても差し支えないだろうこの公演を終えた今、自分自身、実行委員会を側面からサポートする「企画協力」という立場でこのイベントに携わらせていただき、結果として、本当に多くのことを学ぶことができた貴重な経験をさせていただいたのだと率直に認めるとともに、原作者である蜂谷涼先生をはじめ、一緒に最後まで頑張ってきた実行委員会の皆さんにお礼を述べさせていただきたい。
「本当にありがとうございました」、と。
小樽という街は、北海道近代史の幕開けの礎となった街である。自分はそのように認識している。
「石炭」という主力エネルギーの衰退とともに、小樽の街は変質していった。
いつの間にか気が付いたときには、「歴史的建造物」や「歴史的遺産」という先人が築いた財産の上で、「観光」という業態をその産業構造の土台に据えざるを得なくなってしまっていたのだろう。
その「歴史的遺産」の一つでもある「小樽市能楽堂・公会堂」。
そこに秘められた貴重な価値を見出し、保存し、有効活用を図りたいという、作家・蜂谷涼(はちや・りょう)先生の熱い想いがあったからこそ、今回の作品が原作として書かれ、演出家、俳優、作曲家、演奏家といった「表舞台」には欠かすことのできないスタッフが自然と集まっていった。
一方、「裏舞台」である実行委員会。
4月1日にはメンバーであった方が気が付くといなくなっていたり、逆に、新しいメンバーが加わったり、委員会には登録されていなくとも、実際の公演の際にはもの凄いエネルギーでお手伝いいただいた大勢のメンバーがいた。
今回の「おたる遊幻夜会」には、二つの側面があったと自分では解釈している。
一つは、「無」から「有」を産み出すという作業。
これは、今では「世界初」と称することのできる能舞台上での「和のオペラ」というものを産み出したという結果に帰結している。
もう一つは、「有」に付加価値を加えるという作業。
まさに、そこに存在する能楽堂に付加価値を加えるという作業は、「表舞台」のスタッフはもちろんのこと、この「遊幻夜会 Vol.1」を観劇された皆さん、そして、実行委員として自分を犠牲にして働かれた皆さん方やその御家族の皆さん方との協働作業によって成り立つものだと、私は実感したのだ。
自分自身も含めて、実行委員の皆さんそれぞれが御自分の本来の仕事を抱えた中での「自己犠牲」の上で成り立った舞台であり、なぜ皆がそのような犠牲までして最後まで頑張ろうと思えたのか、それこそが「Noblesse Oblige(ノーブレス・オブリージュ)」なのだろう。 続きを読む
〔写真は、各日の終演後に行われた抽選会での景品。北海道ワイン㈱さんや新潮社さんからの心温まる協賛によって成り立ってます。〕
記録を遡ってみると、最初の実行委員会が開催されたのは、今年の4月1日(水)。その前段で、水面下での調整作業などは進めていたものの、実に4か月強という短時間で、これほどまでのイベントを開催することができたその要因とは何だったのだろう。その日の実行委員会に集まったほとんどの皆さんは、「できっこない」と思っていたに違いない。正直、自分も「不安」がなかったと言えば嘘になる。
が、「成功」と言っても差し支えないだろうこの公演を終えた今、自分自身、実行委員会を側面からサポートする「企画協力」という立場でこのイベントに携わらせていただき、結果として、本当に多くのことを学ぶことができた貴重な経験をさせていただいたのだと率直に認めるとともに、原作者である蜂谷涼先生をはじめ、一緒に最後まで頑張ってきた実行委員会の皆さんにお礼を述べさせていただきたい。
「本当にありがとうございました」、と。
小樽という街は、北海道近代史の幕開けの礎となった街である。自分はそのように認識している。
「石炭」という主力エネルギーの衰退とともに、小樽の街は変質していった。
いつの間にか気が付いたときには、「歴史的建造物」や「歴史的遺産」という先人が築いた財産の上で、「観光」という業態をその産業構造の土台に据えざるを得なくなってしまっていたのだろう。
その「歴史的遺産」の一つでもある「小樽市能楽堂・公会堂」。
そこに秘められた貴重な価値を見出し、保存し、有効活用を図りたいという、作家・蜂谷涼(はちや・りょう)先生の熱い想いがあったからこそ、今回の作品が原作として書かれ、演出家、俳優、作曲家、演奏家といった「表舞台」には欠かすことのできないスタッフが自然と集まっていった。
一方、「裏舞台」である実行委員会。
4月1日にはメンバーであった方が気が付くといなくなっていたり、逆に、新しいメンバーが加わったり、委員会には登録されていなくとも、実際の公演の際にはもの凄いエネルギーでお手伝いいただいた大勢のメンバーがいた。
今回の「おたる遊幻夜会」には、二つの側面があったと自分では解釈している。
一つは、「無」から「有」を産み出すという作業。
これは、今では「世界初」と称することのできる能舞台上での「和のオペラ」というものを産み出したという結果に帰結している。
もう一つは、「有」に付加価値を加えるという作業。
まさに、そこに存在する能楽堂に付加価値を加えるという作業は、「表舞台」のスタッフはもちろんのこと、この「遊幻夜会 Vol.1」を観劇された皆さん、そして、実行委員として自分を犠牲にして働かれた皆さん方やその御家族の皆さん方との協働作業によって成り立つものだと、私は実感したのだ。
自分自身も含めて、実行委員の皆さんそれぞれが御自分の本来の仕事を抱えた中での「自己犠牲」の上で成り立った舞台であり、なぜ皆がそのような犠牲までして最後まで頑張ろうと思えたのか、それこそが「Noblesse Oblige(ノーブレス・オブリージュ)」なのだろう。 続きを読む
2009年08月13日
世の中狭い
「小樽中央卸市場内 ㈱新鮮館 ○喜」さん。
「じゃがたこ」というチーズ入りや葱入りのたこ焼き。
あるいは、「目玉焼き、チャーシュー入りやきそば」。
ちょっと手が離せない作業を行っているときなど、安いし美味しい出前を届けてくれるので、御贔屓にしていた。
実は、数日前、東京在住のK先生という、某A学院大学の教授さんから久しぶりにメールが届いた。
「今日まで小樽に行ってました、実は。」と。
なんだ、水臭い。連絡くれればよかったのにと思いながら、あまりにイベント等が立て込んではいたのだが。
K先生とは、よく広尾界隈でワイングラスを傾ける機会が多く、温厚なお人柄とマメにメールで御連絡いただける姿勢が自分の心を打つという、ちょっぴりシャイな先生なのだ。
「小樽では新鮮館のAという人にお世話になってました。彼は、なかなか面白い男です。結論。北海道はよい」とメールには書き込まれていた。
そのときにはまったく気が付かなかった。
ネットで調べてみると、ネットで北海道産の美味しい魚介類を販売しているようだ。
が、待てよ・・・。
どこかで聞いたことのあるような名前・・・。
「はて」とかなりの時間考えていたのだが、今日判明。
いつも「やきそば」や「たこ焼き」を配達してくれているお店。
「新鮮館」と名前があるではないか!!
Aさん御本人と話をしてみて、「そうなんですよ~」ということで、某A学院大学のK教授とは知り合いだ、と。
「いや~本当、世の中狭いですね(笑)」と、びっくりしました。 続きを読む
「じゃがたこ」というチーズ入りや葱入りのたこ焼き。
あるいは、「目玉焼き、チャーシュー入りやきそば」。
ちょっと手が離せない作業を行っているときなど、安いし美味しい出前を届けてくれるので、御贔屓にしていた。
実は、数日前、東京在住のK先生という、某A学院大学の教授さんから久しぶりにメールが届いた。
「今日まで小樽に行ってました、実は。」と。
なんだ、水臭い。連絡くれればよかったのにと思いながら、あまりにイベント等が立て込んではいたのだが。
K先生とは、よく広尾界隈でワイングラスを傾ける機会が多く、温厚なお人柄とマメにメールで御連絡いただける姿勢が自分の心を打つという、ちょっぴりシャイな先生なのだ。
「小樽では新鮮館のAという人にお世話になってました。彼は、なかなか面白い男です。結論。北海道はよい」とメールには書き込まれていた。
そのときにはまったく気が付かなかった。
ネットで調べてみると、ネットで北海道産の美味しい魚介類を販売しているようだ。
が、待てよ・・・。
どこかで聞いたことのあるような名前・・・。
「はて」とかなりの時間考えていたのだが、今日判明。
いつも「やきそば」や「たこ焼き」を配達してくれているお店。
「新鮮館」と名前があるではないか!!
Aさん御本人と話をしてみて、「そうなんですよ~」ということで、某A学院大学のK教授とは知り合いだ、と。
「いや~本当、世の中狭いですね(笑)」と、びっくりしました。 続きを読む
2009年08月09日
カサブランカ 小樽
「オーセントホテル小樽」の最上階にある「レストラン カサブランカ」。
カサブランカの「上お得意さま」に違いない方と食事をすると、こういうコースになるのかと改めてカサブランカの実力に感動!!
まずは「アミューズ」。
南蛮海老の下には、アワビ。フレッシュトマトをベースとしたシンプルであり、とても贅沢なアミューズに仕上がっている。
アミューズが、その後に続くすべての料理への「信頼感」を示す一品だとすれば、「素晴らしい」としか言葉がでない。
白ワインは「Michel Laroche(ミシェル・ラロッシュ) 2004 VdP」。
ラングドック(Langudoc)地方のヴィヨニエ(Viognier)モノセパージュ。
まるでジュラ(Jura)かと思わせるような鮮やかな黄金色。ヴィヨニエ自体産出量が少ないので、モノセパージュでいただけること自体嬉しいし、コスト・パフォーマンスに優れたワイン。
ギンギンに冷えていながら、桃とアプリコットの香りに満ち溢れ、料理を引き立ててくれること間違いない。
「牛タンとじゃが芋のクロケット 水菜サラダ ~ ゴルゴンゾーラソース」。
ゴルゴンゾーラソースには、この白ワインを使ってみたというが、絶妙な仕上がり。
シャキシャキの水菜が、上質の食感をもたらすアクセントとなっている。
「ニセコ産 北あかりの冷たいポタージュ」。
ようやく夏らしい日差しが戻ってきた小樽には、ちょうどよいVichyssoise。
「鮮魚のグリル 夏野菜のリゾット」。
焼き加減が抜群な「すずき」のグリル、しかも全体のコンビネーションの素晴らしさには「脱帽」としかいいようがない。
アサリ貝、枝豆、マイクロトマト、とうもろこし、トマト、焼いたパルミジャーノと、その一品づつが個性を発揮しながら、すずきのグリルに彩りを添えている。
「Chateau Mille Roses(シャトー・ミル・ローズ) 2003」。
ボルドー(Bordeaux)・オー・メドック(Haut-Medoc AC)。
メルロ(Merlot)52%、カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)42%、プティ・ヴェルド(Petit Verdot)6%というバランスが、棘々しさを感じさせない「千本の薔薇(Mille Roses)」を産み出している。
「和牛肉のキューブ 8種類のプチ温野菜添え マッシュルームのクリームソース」。
マッシュルームのクリームソースが、和牛肉とのハーモニーを奏でている。
「とっても美味しかった」という素直な感想!!
「季節フルーツと白ワインのジュレ 牛乳アイス添え」。
ここでもヴィヨニエを使っていることが風味から感じられるが、それぞれのフルーツ自体の風味を損なうことなく品よく使われている。
続きを読む
カサブランカの「上お得意さま」に違いない方と食事をすると、こういうコースになるのかと改めてカサブランカの実力に感動!!
まずは「アミューズ」。
南蛮海老の下には、アワビ。フレッシュトマトをベースとしたシンプルであり、とても贅沢なアミューズに仕上がっている。
アミューズが、その後に続くすべての料理への「信頼感」を示す一品だとすれば、「素晴らしい」としか言葉がでない。
白ワインは「Michel Laroche(ミシェル・ラロッシュ) 2004 VdP」。
ラングドック(Langudoc)地方のヴィヨニエ(Viognier)モノセパージュ。
まるでジュラ(Jura)かと思わせるような鮮やかな黄金色。ヴィヨニエ自体産出量が少ないので、モノセパージュでいただけること自体嬉しいし、コスト・パフォーマンスに優れたワイン。
ギンギンに冷えていながら、桃とアプリコットの香りに満ち溢れ、料理を引き立ててくれること間違いない。
「牛タンとじゃが芋のクロケット 水菜サラダ ~ ゴルゴンゾーラソース」。
ゴルゴンゾーラソースには、この白ワインを使ってみたというが、絶妙な仕上がり。
シャキシャキの水菜が、上質の食感をもたらすアクセントとなっている。
「ニセコ産 北あかりの冷たいポタージュ」。
ようやく夏らしい日差しが戻ってきた小樽には、ちょうどよいVichyssoise。
「鮮魚のグリル 夏野菜のリゾット」。
焼き加減が抜群な「すずき」のグリル、しかも全体のコンビネーションの素晴らしさには「脱帽」としかいいようがない。
アサリ貝、枝豆、マイクロトマト、とうもろこし、トマト、焼いたパルミジャーノと、その一品づつが個性を発揮しながら、すずきのグリルに彩りを添えている。
「Chateau Mille Roses(シャトー・ミル・ローズ) 2003」。
ボルドー(Bordeaux)・オー・メドック(Haut-Medoc AC)。
メルロ(Merlot)52%、カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)42%、プティ・ヴェルド(Petit Verdot)6%というバランスが、棘々しさを感じさせない「千本の薔薇(Mille Roses)」を産み出している。
「和牛肉のキューブ 8種類のプチ温野菜添え マッシュルームのクリームソース」。
マッシュルームのクリームソースが、和牛肉とのハーモニーを奏でている。
「とっても美味しかった」という素直な感想!!
「季節フルーツと白ワインのジュレ 牛乳アイス添え」。
ここでもヴィヨニエを使っていることが風味から感じられるが、それぞれのフルーツ自体の風味を損なうことなく品よく使われている。
続きを読む
2009年08月08日
米粉シフォンケーキ
北海道、特に北空知(そらち)地域の優良な田で作られる「お米」の質は、とてもレベルが高い。
例えば、北竜(ほくりゅう)町で生産された「おぼろづき」という種類の「ひまわりライス」。
粘り気があり、なおかつ食感はもとより、味が素晴らしい!
また、冷凍したものを解凍して食べたときに、他の米との質の違いが明確に分かるのだ。
しかも、生産者に関する情報も、きちんと表示されていて、本来の「米」販売のあるべき姿の一端を見たように思う。
さて、「お米」を米として食べるのではなく、米粉として「パン」に仕上げることは、新潟県でも力を入れているが、北海道でもそれなりに力が入っているようだ。
今回、上川(かみかわ)管内・東川(ひがしかわ)町で生産された「お米」の粉を使用したシフォンケーキを食べてみた。
その名も「北海道のもちもちーふぉんけーき」。
独特の甘さが米の粉とからまりあい、いつも食べているシフォンケーキとは違った感覚。
しっとりとした重さも感じられ、「まさにこれは米粉である」ということを感じることができる。
続きを読む
例えば、北竜(ほくりゅう)町で生産された「おぼろづき」という種類の「ひまわりライス」。
粘り気があり、なおかつ食感はもとより、味が素晴らしい!
また、冷凍したものを解凍して食べたときに、他の米との質の違いが明確に分かるのだ。
しかも、生産者に関する情報も、きちんと表示されていて、本来の「米」販売のあるべき姿の一端を見たように思う。
さて、「お米」を米として食べるのではなく、米粉として「パン」に仕上げることは、新潟県でも力を入れているが、北海道でもそれなりに力が入っているようだ。
今回、上川(かみかわ)管内・東川(ひがしかわ)町で生産された「お米」の粉を使用したシフォンケーキを食べてみた。
その名も「北海道のもちもちーふぉんけーき」。
独特の甘さが米の粉とからまりあい、いつも食べているシフォンケーキとは違った感覚。
しっとりとした重さも感じられ、「まさにこれは米粉である」ということを感じることができる。
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2009年08月02日
Newport 小樽
昨夜は、小樽在住の皆さん方が集まり急遽飲んでいるということで、お呼び出しを受けた(笑)。
「Newport」さんは、ドラムをやっている宮木さんと奥さまのお二人で営まれているお店だ。
とても居心地がよいので、料理を作る気力の沸かない日などは、ついつい足が向いてしまうお店でもある。
数年前に今の場所に移転する前は、席数が少なかったこともあり、いつお邪魔しても「満席です」ということが多かった。
「お通し」はテリーヌ、蛸のサラダ、茄子。
美味しく、なおかつボリュームのある「お通し」で、いつも満足させていただける。
ワインは「Ventisquero(ベンティスケーロ)」のみを取り扱っている。
チリのワインの中でも、葡萄栽培から瓶詰めまで自社インテグレーションを行っている「アグロスーパー・グループ」の造り出すワインであり、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、シラー、シャルドネなどモノセパージュでありながら、レベルがクラシコ、レゼルヴァなど、数段階に分かれた売り方をしているVentisqueroである。
大勢で飲むときには決まってClasico(クラシコ)を注文するが、昨夜はClasico Merlot(メルロ)2007をいただいた。
「スペイン産のチョリソー」をいただく。
辛さもほどほどで、メルロでいただくにはちょうどよい。
「ブルーチーズのペンネ」。
ゴルゴンゾーラを使ったペンネは自分自身、よく作るが、ゴルゴンゾーラが売り切れていればブルーチーズを代用することもある。
自分好みの味に仕上がっているペンネを、こうして気心の知れた皆さんたちといただくのも楽しい。 続きを読む
「Newport」さんは、ドラムをやっている宮木さんと奥さまのお二人で営まれているお店だ。
とても居心地がよいので、料理を作る気力の沸かない日などは、ついつい足が向いてしまうお店でもある。
数年前に今の場所に移転する前は、席数が少なかったこともあり、いつお邪魔しても「満席です」ということが多かった。
「お通し」はテリーヌ、蛸のサラダ、茄子。
美味しく、なおかつボリュームのある「お通し」で、いつも満足させていただける。
ワインは「Ventisquero(ベンティスケーロ)」のみを取り扱っている。
チリのワインの中でも、葡萄栽培から瓶詰めまで自社インテグレーションを行っている「アグロスーパー・グループ」の造り出すワインであり、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、シラー、シャルドネなどモノセパージュでありながら、レベルがクラシコ、レゼルヴァなど、数段階に分かれた売り方をしているVentisqueroである。
大勢で飲むときには決まってClasico(クラシコ)を注文するが、昨夜はClasico Merlot(メルロ)2007をいただいた。
「スペイン産のチョリソー」をいただく。
辛さもほどほどで、メルロでいただくにはちょうどよい。
「ブルーチーズのペンネ」。
ゴルゴンゾーラを使ったペンネは自分自身、よく作るが、ゴルゴンゾーラが売り切れていればブルーチーズを代用することもある。
自分好みの味に仕上がっているペンネを、こうして気心の知れた皆さんたちといただくのも楽しい。 続きを読む