2009年11月30日
壊れる
「電化製品は、一斉に壊れる」という話を、酒飲み話で聞かされていた。
確かに、独立したり、家庭を持ったりして電化製品を購入したとすれば、個々の電化製品の耐用年数に差があったとしても、何となく壊れる時期も同じなのかなと、勝手な想像をしてみたり。
つい先日DVDデッキが僅か4年で壊れた。
ハードディスクが壊れているということで、録画していた番組すべてがディスクとともに消滅。
2万円以上の修理代金が消えていった。
メーカーの方と話をしてみた。
「一般的に、DVDデッキのハードディスクって、寿命はどれくらいなんでしょうか?」
「そうですね。一概には言えませんが、ほぼ毎日ハードディスクからDVDへダビングしたりしている場合、1年で壊れるというケースもあります。お客さまの場合、4年ということですが、一般的とも言えなくともないですね」との回答。
そういうものなのか。
「3年安心補償」にしていても、寿命が4年程度なのであれば、ちょっぴり損したような気分に。
そうこうしていると、今度は寝室の蛍光灯が点かなくなる。
ごく普通に丸型の蛍光管を交換してみたが、全然点く様子もなし。
こちらは購入後、約×年か。
考えてみれば、この蛍光灯って、蛍光管の交換も今までしたことがなく、長寿命であった。
その理由は、グロー式ではなく電子制御式であったからだろうか。
しかし、グローがないということは、電球が点かない理由は電子基盤などの故障だろうと考え、メーカーとあれこれと話をしてみると「結論から言うと、電子基盤の交換が必要ですが、×年経過していることから部品の在庫が欠品している」とのこと。
そうなると、「新しいものを購入した方が安く済むということでしょうか?」と恐る恐る聞いてみると、端的に「そうですね」との回答。
立て続けに「壊れる」家電製品。
今度は何が「壊れる」んだろう・・・。
確かに、独立したり、家庭を持ったりして電化製品を購入したとすれば、個々の電化製品の耐用年数に差があったとしても、何となく壊れる時期も同じなのかなと、勝手な想像をしてみたり。
つい先日DVDデッキが僅か4年で壊れた。
ハードディスクが壊れているということで、録画していた番組すべてがディスクとともに消滅。
2万円以上の修理代金が消えていった。
メーカーの方と話をしてみた。
「一般的に、DVDデッキのハードディスクって、寿命はどれくらいなんでしょうか?」
「そうですね。一概には言えませんが、ほぼ毎日ハードディスクからDVDへダビングしたりしている場合、1年で壊れるというケースもあります。お客さまの場合、4年ということですが、一般的とも言えなくともないですね」との回答。
そういうものなのか。
「3年安心補償」にしていても、寿命が4年程度なのであれば、ちょっぴり損したような気分に。
そうこうしていると、今度は寝室の蛍光灯が点かなくなる。
ごく普通に丸型の蛍光管を交換してみたが、全然点く様子もなし。
こちらは購入後、約×年か。
考えてみれば、この蛍光灯って、蛍光管の交換も今までしたことがなく、長寿命であった。
その理由は、グロー式ではなく電子制御式であったからだろうか。
しかし、グローがないということは、電球が点かない理由は電子基盤などの故障だろうと考え、メーカーとあれこれと話をしてみると「結論から言うと、電子基盤の交換が必要ですが、×年経過していることから部品の在庫が欠品している」とのこと。
そうなると、「新しいものを購入した方が安く済むということでしょうか?」と恐る恐る聞いてみると、端的に「そうですね」との回答。
立て続けに「壊れる」家電製品。
今度は何が「壊れる」んだろう・・・。
2009年11月29日
Chateau De Montmelas 2009
フランスで唯一の公式ボジョレー・ヌーヴォーのコンクール。
解禁日前の日曜日に、醸造家、ソムリエ、レストラン関係者など、国内外から70人以上の専門家が集まって評価に参加することができるなんて、羨ましいコンクール。
それが「Trophee Lyon-Beajolais Nouveau」。
「Villages 赤」部門で金賞を受賞したうちの一本。
それが「Chateau De Montmelas(シャトー・ド・モンメラ) 2009 Primeur」。
ロイヤル・ワラントでもあり、自分がディリー・ワインとしているワインの中でも大好きな「Mommessin(モメサン)」が世に送る一本。
抜栓する日を楽しみにしていた。
「素晴らしい!!」
久しぶりに上質な一本に出会った気分である。
手積みが義務付けられているボジョレー・ヌーヴォー用の葡萄。
通常利用されている製法の「マセラシオン・カルボニック」ではなく、伝統的な「マセラシオン・セミ・カルボニック」を用いていると聞いていたが、飲めば飲むほど「これって、ガメイなのか???」と疑うような力強くなっていく味わい。
豊かな香りであることはもちろん、時間がたっても酸化する気配などまったくなく、「50年に一度」という出来のよさというのはこれを指しての表現なのかと感嘆。
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解禁日前の日曜日に、醸造家、ソムリエ、レストラン関係者など、国内外から70人以上の専門家が集まって評価に参加することができるなんて、羨ましいコンクール。
それが「Trophee Lyon-Beajolais Nouveau」。
「Villages 赤」部門で金賞を受賞したうちの一本。
それが「Chateau De Montmelas(シャトー・ド・モンメラ) 2009 Primeur」。
ロイヤル・ワラントでもあり、自分がディリー・ワインとしているワインの中でも大好きな「Mommessin(モメサン)」が世に送る一本。
抜栓する日を楽しみにしていた。
「素晴らしい!!」
久しぶりに上質な一本に出会った気分である。
手積みが義務付けられているボジョレー・ヌーヴォー用の葡萄。
通常利用されている製法の「マセラシオン・カルボニック」ではなく、伝統的な「マセラシオン・セミ・カルボニック」を用いていると聞いていたが、飲めば飲むほど「これって、ガメイなのか???」と疑うような力強くなっていく味わい。
豊かな香りであることはもちろん、時間がたっても酸化する気配などまったくなく、「50年に一度」という出来のよさというのはこれを指しての表現なのかと感嘆。
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2009年11月28日
道の駅
北海道内のあちらこちらに「道の駅」が随分と多くなった。
ところで、北海道の「道の駅」で、一番最初に出来たところはどこでしょう?
平成5年の「三笠」が最初なのだ。
登録証を見てみると、「建設省」となっている。
時代は変わったものだ。
写真はないが、三笠の「道の駅」には、セブン・イレブンは出来たし、直売所も数多く並んでいる。
本州から来られた方を自家用車で道内のあちこちを案内していると、「なんだか「道の駅」って、その街の顔のような役割を担っていますね」という言葉を多く聞く。
その理由としては、その街の特産物や農産品の直売所などがあったりして、「道の駅」をのぞいてみれば、街の雰囲気が分かるというのである。
また、印象が悪いと言われている「道の駅」には共通して、「トイレが汚い」という声を耳にする。
折角色々と街の特産品を揃えていたとしても、「トイレ」一つで印象が悪くなるというのは悲しい話である。
けど、飲食店で「トイレ」が汚れていたり、不衛生であるとすれば、店の印象は必ず落ちるもの。
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ところで、北海道の「道の駅」で、一番最初に出来たところはどこでしょう?
平成5年の「三笠」が最初なのだ。
登録証を見てみると、「建設省」となっている。
時代は変わったものだ。
写真はないが、三笠の「道の駅」には、セブン・イレブンは出来たし、直売所も数多く並んでいる。
本州から来られた方を自家用車で道内のあちこちを案内していると、「なんだか「道の駅」って、その街の顔のような役割を担っていますね」という言葉を多く聞く。
その理由としては、その街の特産物や農産品の直売所などがあったりして、「道の駅」をのぞいてみれば、街の雰囲気が分かるというのである。
また、印象が悪いと言われている「道の駅」には共通して、「トイレが汚い」という声を耳にする。
折角色々と街の特産品を揃えていたとしても、「トイレ」一つで印象が悪くなるというのは悲しい話である。
けど、飲食店で「トイレ」が汚れていたり、不衛生であるとすれば、店の印象は必ず落ちるもの。
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2009年11月27日
復刻ラガー
先日、ブログで「自分は「クラシック派」だ」と書いたばかりだった。
酒屋さんのショーケースを眺めていて、いつもと違ったデザインが施されている缶を見つけてしまえば「反応」してしまうのは「人間の性(さが)」というものだろうか。
キリンビールで「復刻ラガー」なる商品を限定醸造ということで販売していたのを発見。
つい先日、エリアナビゲーターを担当している某WEBに「サッポロビール博物館」について書いたばかりなのに、薄情な人間だと思わないでください!サッポロビールの関係者の皆さま。
そちらの記事の中で、日本における明治のビールはどんな味だったのだろうかという思いを持っていた矢先のことなので、特に「明治」復刻版を確かめる必要がある。そういう律儀な気持ちに駆られたのである(と弁明)。
ラベルにはこう書かれている。
「苦味が効いた重厚で調和のとれた味わい」。
言い得て妙な表現である。
確かに一口飲んで感じる「苦味」。
飲み進めば進むほどに、絶妙なバランスを感じることができる。
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酒屋さんのショーケースを眺めていて、いつもと違ったデザインが施されている缶を見つけてしまえば「反応」してしまうのは「人間の性(さが)」というものだろうか。
キリンビールで「復刻ラガー」なる商品を限定醸造ということで販売していたのを発見。
つい先日、エリアナビゲーターを担当している某WEBに「サッポロビール博物館」について書いたばかりなのに、薄情な人間だと思わないでください!サッポロビールの関係者の皆さま。
そちらの記事の中で、日本における明治のビールはどんな味だったのだろうかという思いを持っていた矢先のことなので、特に「明治」復刻版を確かめる必要がある。そういう律儀な気持ちに駆られたのである(と弁明)。
ラベルにはこう書かれている。
「苦味が効いた重厚で調和のとれた味わい」。
言い得て妙な表現である。
確かに一口飲んで感じる「苦味」。
飲み進めば進むほどに、絶妙なバランスを感じることができる。
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タグ :キリンビール
2009年11月22日
Domaine des Duc
ボジョレー・ヌーボをお店でボトルで飲むほど高くつくものはない。
と、近年、自分は思っている。
複数のボジョレー・ヌーボを楽しむことができる「ワイン会」に参加するのは、また別の楽しみ方だろう。
今年は、信頼している酒屋さんに相談し、全世界で3,600本だけの限定生産であり、第1回世界ソムリエコンクールの初代最優秀ソムリエが、かつて「Nuits-Saint-Georges(ニュイ・サン・ジョルジュ)」と間違ったという逸話付きのボジョレーを入手。
ボジョレー(Beaujolais)はブルゴーニュ(Bourgogne)の最南端に位置する地区であるが、ボジョレーの最北端、マコネ(Maconnais)にほど近いサン・タムール・ヴェルビュ(Saint-Amour-Bellevue)村のドメーヌであるデュック家(Domaine des Duc)。
「手間は惜しまない。だから多くは造れない」と造り手が語り、樹齢55年以上の古木だけから作られる完全無補糖醸造のボジョレー・ヌーボ。
何せ凝縮感が凄い。セパージュがガメイ(Gamay)であることを、一瞬忘れさせてくれる。
確かに「世界一崇高なプリムール」と言われるだけの「Beaujolais Villages Primeur 2009 Domaine des Duc」であった。
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と、近年、自分は思っている。
複数のボジョレー・ヌーボを楽しむことができる「ワイン会」に参加するのは、また別の楽しみ方だろう。
今年は、信頼している酒屋さんに相談し、全世界で3,600本だけの限定生産であり、第1回世界ソムリエコンクールの初代最優秀ソムリエが、かつて「Nuits-Saint-Georges(ニュイ・サン・ジョルジュ)」と間違ったという逸話付きのボジョレーを入手。
ボジョレー(Beaujolais)はブルゴーニュ(Bourgogne)の最南端に位置する地区であるが、ボジョレーの最北端、マコネ(Maconnais)にほど近いサン・タムール・ヴェルビュ(Saint-Amour-Bellevue)村のドメーヌであるデュック家(Domaine des Duc)。
「手間は惜しまない。だから多くは造れない」と造り手が語り、樹齢55年以上の古木だけから作られる完全無補糖醸造のボジョレー・ヌーボ。
何せ凝縮感が凄い。セパージュがガメイ(Gamay)であることを、一瞬忘れさせてくれる。
確かに「世界一崇高なプリムール」と言われるだけの「Beaujolais Villages Primeur 2009 Domaine des Duc」であった。
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2009年11月20日
ボジョレーに想う
今年も年に一度、ボジョレー・ヌーボの解禁を昨日迎えた。
毎年、多様な楽しみ方をしているが、この時期になると忘れられない想い出が蘇ってくる。
自分よりも10歳ほど年輩であり、若い頃にはイタリア・フランスでワインのインポーターをされていたYさん。
東京都内のとあるお店を取り仕切っていらっしゃったのだが、あったその日から意気投合。
恐らく、そのお店でワインを楽しむお客さまが少なかったからであろう、自分が来店することを楽しみにされていたようだ。
店に置くための新しいワインを選ぶときには、いつも電話をくださり、自分の意見を率直に聞いて、セレクションの参考にされていた。
特に、ボジョレーを仕入れようとしているときには、「この5本のうちから2本を置こうと思っているんだけど、味見てもらえないだろうか」と、解禁日前に一通り飲ませていただいたりしたこともあった。
さすがに一人で5本のティスティングは厳しいものがあるのだが、造り手の個性によって、かなりワインの出来に「ばらつき」があることもYさんとともに議論させてもらった。
Yさんの愛弟子であったHさん。
Yさんは、Hさんのことをとても気にかけていらっしゃり、「彼女が幸せになれるといいなと、自分は思っているんです」と語られていたことが懐かしい。
そのHさんも、今年御結婚されたということで、自分もとても嬉しく思っている。
ボジョレーの季節になると、Hさんからメールも届く。
数年前、癌で亡くなられたYさん。
まだまだ若く、働き盛りであったにもかかわらず、入院中も店に顔を出していた姿が、昨日のことのように思い起こされる。
二人で一緒にワイン談義をし、「今年のボジョレー、出来いいね」などとにこやかに語られていたYさんの姿を、毎年ボジョレーを飲むたびに思い起こす。
「50年に1度の素晴らしい出来だ」と言われる今年のボジョレー。
50年間もワインを飲み続けていないので、今年が最高であるとは、自分は言えない。
ワインを一緒に飲む相手、そのときの雰囲気など、様々な要素が重なり合って「物語」が出来上がる。
そう考えると、先輩御夫婦や後輩に囲まれて、しかもお店のオーナーやチーフのにこやかな対応の中で楽しむことのできた今年のボジョレー。
「素晴らしい」ものであったと言えよう。 続きを読む
毎年、多様な楽しみ方をしているが、この時期になると忘れられない想い出が蘇ってくる。
自分よりも10歳ほど年輩であり、若い頃にはイタリア・フランスでワインのインポーターをされていたYさん。
東京都内のとあるお店を取り仕切っていらっしゃったのだが、あったその日から意気投合。
恐らく、そのお店でワインを楽しむお客さまが少なかったからであろう、自分が来店することを楽しみにされていたようだ。
店に置くための新しいワインを選ぶときには、いつも電話をくださり、自分の意見を率直に聞いて、セレクションの参考にされていた。
特に、ボジョレーを仕入れようとしているときには、「この5本のうちから2本を置こうと思っているんだけど、味見てもらえないだろうか」と、解禁日前に一通り飲ませていただいたりしたこともあった。
さすがに一人で5本のティスティングは厳しいものがあるのだが、造り手の個性によって、かなりワインの出来に「ばらつき」があることもYさんとともに議論させてもらった。
Yさんの愛弟子であったHさん。
Yさんは、Hさんのことをとても気にかけていらっしゃり、「彼女が幸せになれるといいなと、自分は思っているんです」と語られていたことが懐かしい。
そのHさんも、今年御結婚されたということで、自分もとても嬉しく思っている。
ボジョレーの季節になると、Hさんからメールも届く。
数年前、癌で亡くなられたYさん。
まだまだ若く、働き盛りであったにもかかわらず、入院中も店に顔を出していた姿が、昨日のことのように思い起こされる。
二人で一緒にワイン談義をし、「今年のボジョレー、出来いいね」などとにこやかに語られていたYさんの姿を、毎年ボジョレーを飲むたびに思い起こす。
「50年に1度の素晴らしい出来だ」と言われる今年のボジョレー。
50年間もワインを飲み続けていないので、今年が最高であるとは、自分は言えない。
ワインを一緒に飲む相手、そのときの雰囲気など、様々な要素が重なり合って「物語」が出来上がる。
そう考えると、先輩御夫婦や後輩に囲まれて、しかもお店のオーナーやチーフのにこやかな対応の中で楽しむことのできた今年のボジョレー。
「素晴らしい」ものであったと言えよう。 続きを読む
2009年11月18日
ツルツル路面
朝夕と日中との寒暖差が激しくなってきた。
今日の夜の小樽の道路状況。
車道も歩道もブラックアイスバーン状態で、ツルツル。
若い女性がJR小樽駅近辺で派手に転んでいたり、小樽警察署方面へと登っていく坂道を登れずにいるお婆さんがいたり。 続きを読む
今日の夜の小樽の道路状況。
車道も歩道もブラックアイスバーン状態で、ツルツル。
若い女性がJR小樽駅近辺で派手に転んでいたり、小樽警察署方面へと登っていく坂道を登れずにいるお婆さんがいたり。 続きを読む
2009年11月16日
A LONG VACATION From Ladies
もうあれから30年も経ったのだ。
自分がちょうど高校を卒業するのと同時に発売された大瀧詠一(おおたき・えいいち)の『A LONG VACATION』。
ちょうどその時から約1年、自分の生活はまさに「A Long Vacation」に入ったようなものであった。
お付き合いをしていた彼女との出会いなんか、まるで『FUN × 4』の歌詞のような夢心地であった。
そうだ。
そのとき「月に吠え」なかった結果が、今なのか(笑)。
太田裕美がカバーしている『FUN×4』を聴いていると、当時の「夢心地」という想い出とは異なった現実を感じたり。
『カナリア諸島にて』は今井美樹がカバーしている。
「もうあなたの表情の輪郭もうすれて
ぼくはぼくの岸辺で
生きていくだけ・・・それだけ・・・』
30年前にはピンと来なかった歌詞が、走馬灯のように流れていく想い出の「輪郭」が薄れていることに、ようやく気が付く。
尾崎亜美がカバーする『雨のウェンズディ』。
1981年の夏。
スコールのような雨が降る中、この曲を何度も聴きながら、叔父さんに借りた自動車を走らせて初めて二人「石狩の湘南」(笑)へと辿り着いた。
そうだ。
「海が見たい」と言い出した彼女。
まさか「さよならの風が君の心に吹き荒れ」るなんてことはないよなと、正直ビクビクしていたこともあったっけ。
今は自分が行くところ、雨は水曜だけじゃなく、「何で突然降りだすのだ」というときにも降り出す(他称)「雨男」。 続きを読む
自分がちょうど高校を卒業するのと同時に発売された大瀧詠一(おおたき・えいいち)の『A LONG VACATION』。
ちょうどその時から約1年、自分の生活はまさに「A Long Vacation」に入ったようなものであった。
お付き合いをしていた彼女との出会いなんか、まるで『FUN × 4』の歌詞のような夢心地であった。
そうだ。
そのとき「月に吠え」なかった結果が、今なのか(笑)。
太田裕美がカバーしている『FUN×4』を聴いていると、当時の「夢心地」という想い出とは異なった現実を感じたり。
『カナリア諸島にて』は今井美樹がカバーしている。
「もうあなたの表情の輪郭もうすれて
ぼくはぼくの岸辺で
生きていくだけ・・・それだけ・・・』
30年前にはピンと来なかった歌詞が、走馬灯のように流れていく想い出の「輪郭」が薄れていることに、ようやく気が付く。
尾崎亜美がカバーする『雨のウェンズディ』。
1981年の夏。
スコールのような雨が降る中、この曲を何度も聴きながら、叔父さんに借りた自動車を走らせて初めて二人「石狩の湘南」(笑)へと辿り着いた。
そうだ。
「海が見たい」と言い出した彼女。
まさか「さよならの風が君の心に吹き荒れ」るなんてことはないよなと、正直ビクビクしていたこともあったっけ。
今は自分が行くところ、雨は水曜だけじゃなく、「何で突然降りだすのだ」というときにも降り出す(他称)「雨男」。 続きを読む
タグ :大瀧詠一