拓かれた時間の中で

　小樽・はしをね。

　今日の「お通し」。

　実に色鮮やか！！
　「和」のテリーヌ。

　刺身は、蛸、鮪、鰆。

　鮪は「大間」産。
　蛸は吸盤の部分を出してもらったが、活きがよく、吸い付くこと（笑）。
　鰆も〆加減がよい。

　「鮑」のバター焼き。

　鮑好きな方が注文。堅さが絶妙。
　万願寺唐辛子が添えられている。あるとき、豪快に齧り、本当に「死にそう」になったことを想い出す（笑）。

　そして、日高産「シシャモ」。

　今年は秋刀魚が不漁ということで、いつになったら口に入ることやら。
　むしろ「シシャモ」の方が秋刀魚よりも先に、店には登場！！
　子持ちも数匹含まれていて、久しぶりに味わう「シシャモ」の香りと味に満足。

　「銀鱈」の下にはさつま芋。

　さつま芋の甘さに銀鱈の甘さが加わり、とろける様な味わい。
　「ピュア・ホワイト」以上に、料理本体の「甘さ」に驚く。
　この一手間が、保オーナーの「想像力」の賜物。

　小樽市内で収穫されたという「水茄子」。

　まさか小樽市内で水茄子が栽培されていたとは（驚）。

　軽く糠漬けにした水茄子は、驚くほどに「甘く」「フルーティ」。
　東京に住んでいた頃、「水茄子」を使った料理レシピが手元にあり、写真を見ただけで「食べてみたい」と思わせてくれる。直ぐに、八百屋さんやスーパーなどをあちらこちら回ってみたものの、残念ながら見つからず。
　普通の「茄子」で代用してみようとしたものの、結果としては「代用品」にはならず。

　水茄子を使った料理レシピ、本棚を探してみたが、発見できず・・・。
　「旬」の食材を使ったお店に足を運んでいると、体感気温に変化がなくとも、確実に「季節」が映ろいを見せていることを感じることができるのであった。

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