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2011年09月15日

『現代語古事記』

 竹田恒泰(たけだ・つねやす)先生が、現代語に翻訳された『現代語 古事記』を読んでいる。
『現代語古事記』

 『聖書』を読んでいても、「ヤコブ」「イサク」は誰の息子でと、人の名前を覚えようとするので混乱が生じることが多々。
 「序にかえて」を読んでいて、目から鱗。
 「神様と人の名が出てきたら直ぐに「忘れること」」とある。

 真剣に向き合おうとすればするほど、神様の名前を覚えようとして、混乱して前の頁に戻っての繰り返し。
 「忘れること」というのは、確かになるほど、と思ってしまった。

 昨日届いて、あっという間に3分の1を読み終え、今日はこの後、さらに続きを読み終えようと。
 竹田先生がご指摘のとおり、アーノルド・J・トインビーは「12、13歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる」と、自分が学生時代に読んだ本の印象を書き綴った「読書ノート」にも、確かに記されていた。

 嘘ではなく本当に読みやすく、何より面白いので、是非とも一度、この機会に多くの皆さまにも『古事記』に触れていただきたいと思っている。

 人間、色々と頭に来る出来事に遭遇する。けど、一々怒っていても仕方がないし、水に流すことも大切だ。
 そう思っていたとしても、真面目に「怒り」の感情に火を着けてしまうと、鎮火させるのは難しい。
 自分にしては珍しく、血管が音をたてて切れそうなくらいに「怒り」の気持ちが収まらない1週間であった。

 なので、こういうときにこそ、「続きを読みたい」と思える作品に出会えることができたことは幸せだし、日本人であることを誇りに思える時間を大切にしようと思うのでもあった(笑)。

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Posted by Nowhereman at 20:47 │

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