2010年03月15日
樽の中の酒石
プロフェッショナルな方と、見慣れた空間、見慣れた光景を眺めていると、自分には到底気が付かないことを教えていただく機会がある。
まずは、こちらを。
ドイツで白ワインを熟成していた「木樽」の上部を利用した「看板」の裏側。
楕円形で、この大きさの樽であれば2,000リットルの保存は可能か。
よくよく見てみると、「これ、何??」というものを発見。
まずは、こちらを。
ドイツで白ワインを熟成していた「木樽」の上部を利用した「看板」の裏側。
楕円形で、この大きさの樽であれば2,000リットルの保存は可能か。
よくよく見てみると、「これ、何??」というものを発見。
「酒石(しゅせき)」ですよ。
確かに・・・。
「樽の内部に付着すると、これを綺麗に落とすことは難しいんですよね」、と。
一つの樽の利用期限は、最長で5年。
国内の「とある」ウイスキーメーカーでは、樽修復技術を伝承する「職人」を今でも抱えている。数年前にその話をお聞きし、なるほどと思ったものだ。
一度技術の伝承が途切れてしまうと、その再興の可能性は限りなく「0」に等しい。
プロフェッショナルと言われる「技術」というものは、実をいうと将来値段さえつけようのない、とてつもない「価値」のあるものであり、「無料」のサービスや「人間味」の薄れた商売が標準オーダーとなりつつある今日、最も大切にするべき「将来への財産」なのではなかろうか。
確かに・・・。
「樽の内部に付着すると、これを綺麗に落とすことは難しいんですよね」、と。
一つの樽の利用期限は、最長で5年。
国内の「とある」ウイスキーメーカーでは、樽修復技術を伝承する「職人」を今でも抱えている。数年前にその話をお聞きし、なるほどと思ったものだ。
一度技術の伝承が途切れてしまうと、その再興の可能性は限りなく「0」に等しい。
プロフェッショナルと言われる「技術」というものは、実をいうと将来値段さえつけようのない、とてつもない「価値」のあるものであり、「無料」のサービスや「人間味」の薄れた商売が標準オーダーとなりつつある今日、最も大切にするべき「将来への財産」なのではなかろうか。
Posted by Nowhereman at 20:30
│Vin