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2010年09月23日

FIFA公認ワイン

 ギターや日本酒にも「FIFA公認」があるように、ワインにも「FIFA公認ワイン」というものがあったのだ。

 南アフリカのDISTELL(ディステル社)。
 南アフリカには、Swartland(スワートランド)、Tulboagh(タルバッハ)、Tygerberg(タイガーバーグ)、Paarl(パール)、Cape Valley(ケープ・ヴァレー)、Stellenbosch(ステレンボッシュ)という主要ワイン生産地が6地域存在するが、DISTELL本社はStellenboschにある。

 今回、「FIFA WORLD CUP SOUTH AFRICA 2010 Official Licensed Product」として生産された赤ワインは、同社の主力ブランドであるNEDERBURG(ネダバーグ)。
 16世紀後半のスペインと対立関係にあったオランダ。最中、イギリスが1600年に「イギリス東インド会社」を設立した2年後、1602年に「オランダ東インド会社」は設立された。
 ご存知のように、このオランダ東インド会社は、1609年に日本の平戸にオランダ商館を開設し、その後1641年に長崎・出島に移転することが認められたという、江戸幕府末期において、重要な役割を果たしている。

 1652年には、Johan Anthoniszoon "Jan" van Riebeeck(ヤン・ファン・リーベック)が喜望峰の中継基地としての価値を見い出し、ケープの植民地化が進行することになる。その後の南アフリカにおけるワイン栽培に関しては、こちらのブログがとてもよい説明をしているので、参考にしてみるとよい。

 要は、そのオランダ東インド会社時代の総督だったネダバーグの名前を冠したワインが、「FIFA公認ワイン」となったのである。

 南アフリカの主要6ワイン生産地域のうち、Paarl(パール)で生産されたCabernet Sauvignon(カベルネ・ソーヴィニョン)を用いて造られた「NEDERBURG twnety10 2008」。
FIFA公認ワイン

 説明文を読むと「Ready for drinking now but good ageing potential for 5 to 7 years」とある。
 南アフリカのカベルネ・ソーヴィニョンは、東京では1,000円台でよく購入して飲んでいたので、テロワールははっきりと分かるのだが、凝縮感に圧倒される。
 香りもカベルネ独特のベリー香がすぐに立ち上がり、余韻もしっかりしている。

 抜栓20時間後に再度飲んでみたが、骨格がしっかりしていることもあり、へたれる感じがまったくない。

 確かに購入後、5年から7年セラーで寝かせてから、再度飲んでみたいと思わせる一本であった。

 偶然入手することになった一本だったが、毎度お馴染み、コスト・パフォーマンスに優れたワインで「満足」☆☆☆

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Posted by Nowhereman at 10:28 │Vin

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