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2011年08月07日

Home Party

 本州の暑さには比べ物にはならないが、昨日の小樽は「暑かった」。
 そんな中、ささやかなHome Party。

 「Col di Luna(コル・ディ・ルーナ)2010」。
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 イタリア・ヴェネト(Veneto)。
 Prosecco(プロセッコ)種のスプマンテ、Extra Dry(超辛口)。
 Millesimato(ミレジマット)と表示されているが、スパークリングワインやシャンパンでは、葡萄の生産年のブレンドが行われるのが一般的であり、ヴィンテージ表示はなされていない。そうした中で、イタリアでは、単一年の葡萄で生産されたスプマンテには”Millesimato”という表示がなされる。
 グビグビ進む。

 「シーザーズサラダ」。
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 村上春樹好きな方がいて、先日紹介した『おおきなかぶ、むずかしいアボカド』に「シーザーズ・サラダ」についてのエッセィがあり、「折角なら、正当レシピで作ってみましょう」ということに。
 村上春樹のエッセィと、自分が所有している「食文化」に関する本に書かれている材料には若干の違いがあり、「レタス、ゆで卵、ガーリックオイル、レモン、パルメザン・チーズ、ウスター・ソース、クルトン、コショウ」という「食文化」本にしたがい作ってみたが、美味しい!!
 厨房にあるありったけの材料で、1924年のある日、メキシコのティファナのレストラン「Caesar's Place」(シーザー・カーディニーが経営)で作られたという一品。

 数本のワインの中、昨日のメインのワイン。
 「Vigneto Valeirano(ヴィニェート・ヴァレイラーノ) 2003」。
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 Barbaresco(バルバレスコ)。ピエモンテ(Piemonte)Treiso地区にある3haの畑で、平均樹齢35~45年の樹から収穫された葡萄(Nebbiolo(ネッビオーロ))から作られた一本。何せ「イタリア最上級長熟タイプ赤ワイン」と呼ばれるだけあるバルバレスコ。
 13世紀の文献にも「ネッビオーロ」についての記述が残されていて、歴史の古さが分かる。「甘く渋く泡立つ」ワインと言われていたこのワインを、重厚辛口へと変化させたのは、1861年にイタリア統一を行ったカミッロ・ベンソ・カヴール(Camillo Benso, Conte di Cavour)の指示によって、フランス人醸造家ルイ・ウダール(Louis Oudart)を招聘した結果と記録されている。
 ラ・スピネッタ(La Spinetta)社のエチケットに使われているサイの由来を含め、ワイン愛好家が集まれば、薀蓄ではなく、さながら歴史研究会の様相となるのも、ワインを楽しむ面白さなのだろうと自分は思う。


 あわせた料理は、「マッシュルームとチーズのリゾット」。
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 米の芯の残り方が絶妙。

 「ロースト・ポーク」。
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 焼き加減といいソースといい、プロの仕事を拝見しました。

 大変美味しく、楽しいパーティに、一堂満足。お疲れさまでした!!

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Posted by Nowhereman at 09:43 │Vin

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