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2011年08月18日

「カウンセリング」は美味しく楽しい

 たまに元部下たちの「悩み」を聞く会が開かれることもある。
 傾聴して話を聞きつつ、できるアドバイスを送る。が、美味しいものを食べたり飲んだりしていれば、次第に皆仕事のことを忘れて、ごくごく自然な笑顔が戻ってくるものだ。
 そう言えば、自分は「カウンセラー」でもあったのだ(笑)。

 ボルドー(Bordeaux)・ジロンド河の左岸メドック(Medoc)のサンテステフ(Saint-Estephe)。3級格付け(Troisiemes Grnds Crus)ワインである「Chateau Calon-Segur (シャトー カロン・セギュール)」。
 どちらかと言えば、「バレンタインデー」用に「ハート」のエチケットが印象的なワインと言った方が分かりやすいだろうか。高価だが。

 そのカロン・セギュールのセカンドラベル「La Chapelle de Calon (ラ・シャペル・ド・カロン) 2007」。
「カウンセリング」は美味しく楽しい
 カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)60%、メルロ(Merlot)30%、カベルネ・フラン(Cabernet Franc)10%。
 品のよいヴァニラのような香り、しっかりとしたタンニンに加えて、もの凄くバランスがよいワイン。
 
 ボルドー両岸でワイン用葡萄の生産が始まったのは、ブルゴーニュとほぼ同時期、43年のローマ第4代皇帝クラウディウス(Tiberius Claudius Nero Caesar Drusus:BC10 - 54)のブリタンニア制服を機に、自家消費を含め、大西洋経由のワイン輸出が大幅に増加させる必要があったことからの下地だったのではないかと考えられている。
 そうした中でも、「カロン・セギュール」の歴史は古く、ボルドーでのワイン生産が始まった頃には生産が始まっていたのではないかと推測されている。そして、「この頃、サンテステフのコミューンは「デ・カロネス(de corones)」として知られていた。ワインを生産するシャトーとしての名声は、ニコラ・セギュール侯爵(Nicolas-Alexandre, marquis de Ségur (1695–1755) )が発したと言われる「われラフィットやラトゥールを作りしが、わが心カロンにあり」と言って、友人を驚かせた」という、逸話へとつながっていく。

 ただただバレンタイン・デーで「シャトー カロン・セギュール」をプレゼントしたり、されたりすることも嬉しいだろうが、ボルドー5大シャトーよりも「心」はカロンと言わしめたワインの重たさを感じてみることも大切かも。薀蓄を語らずに。

 

 「ビストロ・アルモニー」の北村くんは、いつもいつも、本当に手軽な価格で面白いワインを提供してくれる。

「カウンセリング」は美味しく楽しい 「カウンセリング」は美味しく楽しい
 「パテ」はもちろんだが、「ズワイガニ入りニョッキ」にも、絶妙に合う一本。

 楽しい時間の演出を、いつもありがとう!!

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Posted by Nowhereman at 13:16 │Vin

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